以下の各疾患について治療を行っていますが、疾患によっては手術を要する場合があります。その場合は、患者様とご相談の上、手術に対応できる基幹病院の方へ御紹介させて頂いています。
頻尿、排尿痛の症状を呈し血尿が出ることもあります。
検尿検査を行い1週間ほどの抗菌薬の治療を行います。
大腸菌が原因のことが多いのですが治療前の尿で細菌培養検査を行い効果のある抗菌薬を選んでいます。
何回も再発することがあり、その場合は何か泌尿器科的な基礎疾患が無いか検査を行っています。
排尿障害、下腹部痛、発熱などの症状が出ます。 細菌による前立腺の炎症で、前立腺腫瘍マーカー(PSA)が上昇する事があります。 抗生物質の点滴や抗菌薬の内服治療を行います。 治癒するまでに2週間から1ヶ月位かかります。
陰嚢が大きく腫れて著明な痛みや発熱を呈します。 精巣(睾丸)のそばにある精巣上体(副睾丸)の細菌による炎症です。 抗生剤の点滴や抗菌薬の内服にて治療します。
亀頭包皮の発赤、びらん、腫れがあり、痛みがあります。
抗生剤の内服、軟膏塗布を行います。
入浴時、包皮をきれいに洗って清潔にするようにしましょう。
淋菌による尿道感染で排尿痛が強く尿道から膿が出ます。
性的接触によって感染し、尿による細菌検査で診断します。
淋菌陽性に場合、抗菌薬による治療を行います。
再感染を防ぐためパートナーの方の診断・治療が必要です。
クラミジアによる感染症で最近非常に増えています。
軽度の排尿痛、尿道のかゆみ等の症状があります。
尿検査にて診断をし、抗菌薬による治療を行います。
治療後、菌の陰性化を確認する事が大切です。
再感染防止のためパートナーの方の診断・治療が必要です。
最近、若い方に増えてきています。
性的接触の後、1ヶ月程して陰部に硬いしこり(硬性下疳)が出来ます。
3ヶ月後に全身に赤い発疹(バラ疹)が出ます。
血液検査にて診断し、抗生剤(ペニシリン剤)」にて約1ヶ月間治療をします。
血液検査にて治癒判定をします。
治癒後も、約1年間は、経過をみていきます。
外陰部に水疱や潰瘍が出来て痛みを伴います。
性的接触にて感染する事が多いです。
抗ウイルス剤の内服や軟膏で治療します。
外陰部にイボ状のものが出来ます。
ヒトパピローマウイルスが原因です。
治療は軟膏塗布、液体窒素による凍結療法、レーザー治療等があります。
当院では、治療できる皮膚科へ御紹介し治療して頂いています。
中高年に多く、排尿障害、夜間頻尿などの症状があります。
腹部超音波検査による前立腺の肥大のチェック、残尿測定を行います。
血液検査(PSA)にて、前立腺癌の除外をします。
薬物治療にて症状が改善する事が多いですが、症状の改善が無く日常生活に困るときは手術も検討します。
※夜間頻尿に関して、より詳しく掲載されているページがございます。こちらよりお入りください
前立腺癌は多くは無症状で多くは健診でPSA値が高いと言われて 精密検査を受け診断されます。
初期は無症状ですが、進行すれば排尿障害、腰痛なども出ます。
PSA値が高い時は、超音波検査、前立腺MRI検査をし、癌の疑いがあれば生検をします。 前立腺生検の必要がある場合は、基幹病院へ御紹介しています。
癌の診断がつけば内服治療、注射、手術、放射線治療などが行われます。
尿意切迫感、頻尿、尿もれ等の症状があり、最近多く見られます。
超音波検査で残尿測定をし、症状に応じて適切な内服治療を行います。
適切な内服治療によってかなりの方が症状改善をみて日常生活が楽になっています。
脳梗塞などの神経障害により頻尿、尿もれが起こります。
超音波検査で残尿測定を行い内服治療を行います。
どうしても改善しない場合は、尿道カテーテルを留置する場合もあります。
咳やくしゃみ等で腹圧が上がった時、尿もれが起こります。
内服治療や骨盤底筋訓練で治療し、どうしても改善しない場合は手術治療を検討する場合があります。
突然に強い側腹部痛で始まり、血尿を伴います。
レントゲン検査、腹部超音波検査等で診断し、鎮痛剤の点滴、内服薬で治療します。
結石が、自然排石しない場合は、体外衝撃波治療、レーザー破砕術も行います。
血尿を呈し、超音波検査、膀胱内視鏡検査にて診断します。
治療は、腫瘍のタイプと進行度により、経尿道的手術、膀胱切除術を行います。
健診の腹部超音波検査にて発見される事が多いです。
抗がん剤治療、手術治療を行います。
精巣(睾丸)の腫れで来院され、痛みはありません。
超音波検査などで診断し、出来るだけ早期に手術を行います。
陰嚢の腫れで来院され、超音波検査などで診断します。
成人の場合は、水腫の穿刺排液をし、場合によっては手術を行います。
小児の場合は、様子を見るか、高度の場合は手術を行います。
精液に血が混じるとの症状で来院されます。
精嚢の炎症で起こる事が多く、1~2ヶ月で自然に治癒する事が多いです。
内服治療をする場合もあります。
十分な勃起が得られない場合をいいます。
原因となる疾患を検索し、それが無い場合は、ED薬を投与します。
ED薬は、保険適応がなく自費になります。
抑うつ、意欲低下、勃起不全などの症状があります。
質問紙(AMS)の問いに答えて頂き、そのスコアと血液検査にて重症度を判断します。
男性ホルモン値が、非常に低下している場合は、男性ホルモン注射を行います。
1クールは、2週間に1回の注射で、計10回行います。
最近、慢性腎臓病がクローズアップされています。
特定健診などで、血液検査のクレアチニン値が、上昇している場合で腎臓の糸球体濾過率が60%以下の方は要注意となります。
糖尿病や高血圧症が原因の事が多いですが、加齢による低下もあります。
最近では、この腎障害を悪化させない薬も出てきていますので、診察の時御相談下さい。